通り池:下地島

ダイビングポイント名:通り池

通り池の池の水面下

難易度:★★★★★

タイプ:池浮上系

最大深度40m

流れ:時に強まる事がある

行き易い季節:秋から春(北風の時)

通り池の様子

宮古島3大ポイントの1つ。
海から陸の大きな池に浮上するポイント。
水深は水底が40m前後なので、洞窟の天井に沿って池を目指します。天井でも水深は20m程度になる。洞窟を進むにつれ、池の淡水混じりの光が見えてきてだんだん緑色や黄色に見えてきます。これはケモクラインと言う塩分濃度の差によって色が変化して見えるそうです。それとは別にサーモクラインも見られます。サーモクラインはご存知の方も多いかと思いますが、こちらは温度の差によりゆらめきが起きる現象です。水にガムシロを入れた時に見らるゆらゆらに近い光景です。

池に浮上するに従い、水は緑や黄色になり透明度も悪くなっていきます。水面間際では一気に真水の層になり透明度もグンとあがる。なかなか不思議な光景だと思いますよ。上の写真は、池の光を見上げて撮ったものです。

逆に外洋に戻っていく時は、どんどん透明度が良くなり、ブルーの眩しい光が見えてきます。解放感も感じられますよ。その洞窟の天井にもたくさんの生物がすみ、他のポイントではなかなか出会えない生物も見られますよ、帰り道には生物探しも楽しみましょうね~

 

まさに緑の洞窟(2016/10/12追記)

通り池の魅力は水面に浮上してからも、もちろんあります!
冬は水面の水温が低くなりあまり落ち着いた気持ちになれませんが、寒くない季節であれば
水面でのんびりプカプカ浮かんでいるのも、とっても気持ちが良いものですよ。

通り池1

観光客が見下ろすその下では、二の池につながっております。

通り池2

池の中に、さらに緑の洞窟が・・・!

通り池3

天気が良いと気持ちがいいです。

二の池はこちら↓

通り池2ノ池

池の下では、緑の世界が広がります。

通り池4

他では感じれない不思議な光景ですよ。

通り池で出会えた生き物たち

キンギョハナダイ・フチドリハナダイ・クメジマオトヒメエビ・ミナミハタ・トマリヒイロテンジクダイ・ホワイトハンド・ヒオドシベラ幼魚・シイラ・イソマグロ・ナンヨウマンタ・カブラヤテンジクダイ・カエルアンコウなど

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