宮古島のダイビングとは

そもそも宮古島とはどんな所?

池間大橋
宮古島とは、沖縄県にある離島 宮古列島の1つになります。沖縄本島からは約290㎞離れ、飛行機では45分程度の飛行時間で到着できます。ちなみに東経125度・北緯24度になります。宮古列島には、宮古島・池間島・来間島・大神島・伊良部島・下地島・多良間島・水納島が含まれてます。

宮古島からは、北にある池間島に池間大橋1,425m、南西にある来間島に来間大橋1,690m、伊良部島に伊良部大橋3,540mの橋で繋がっています。下地島へは伊良部島から車で渡れます。大神島には定期船がありますのでそちらで渡れます。多良間島・水納島へは、多良間フェリー(約2時間)か飛行機(約25分)で渡れます。

サンゴ隆起でできた島と言われており、地質は琉球石灰岩が主となります。全体的に平坦な島で、大きな山や川がありません。でも丘や小さな山・小さな川はありますので、自転車で1周なんて大変すぎますのでご注意を。よく自転車で観光に出掛けられる方の話も聞きますが、皆様口を揃えて『大変だった』とか『もっと小さな島だと思ってました』とおっしゃります。

そこで、宮古島の大きさですが、面積は約158.9㎢。これは沖縄の離島の中では3番目に大きな島となります。1位は西表島(約289.6㎢)、2位は石垣島(約229㎢)です。ちなみに調べた所、日本の離島の中では18番目でした。

宮古島のダイビングとは

ビーチへ

宮古島の年間水温と保護スーツ

宮古島では通年通してダイビングを楽しむ事が出来ます。夏は水温31度前後まで上がり、冬には22度前後まで下がります。水温が20度を下回る事は特定の場所を除きなかなかありません。通年通してウェットスーツで潜られる方もいらっしゃいますし、12月~4月位の間はドライスーツを着られる方もいらっしゃいます。ドライスーツであれば間違いなく寒くはないでしょう。ただウェットスーツの方は、フードベストなどインナーを着込んで潜る事をおすすめします。逆にドライスーツの方は秋や春などはその日の天気によって暖かくなると、ボート上でエントリーするまでに汗ばむ位に暑さを感じる事もありますのでご注意を。

宮古島でのダイビングエリア

宮古島でダイビングを楽しむと言っても、どこでダイビングしても一緒と言う訳ではございません。これが宮古島でのダイビングの個性的な所です。ダイビングをするエリアによって海の中の雰囲気が違い、まったく違う島でダイビングをしているかの様に思える位です。実際に私どももメインとしているエリアでは無い所にご案内する時は、遠足気分も混ざりわくわくしてしまう位ですから。

伊良部島・下地島エリア:地形ダイビングメイン

この2つの島回りには地形ダイビングを言われるケーブ・アーチ・ホールなど様々な地形ポイントが30以上隣接してあります。『宮古島=地形ダイビング』とはこの島回りのポイントから出来上がったものになります。宮古島に遊びに来られる方の多くが地形ダイビングをリクエストされ、ダイビングショップもこの島回りをメインに案内しているショップが多くあります。

この二つの島は隣り合っていて、ほぼ1つの島の様な状態に近い感覚ですが、やはり違いはあります。伊良部島のポイントは北側に位置し、南風の夏場に多くご案内致します。こちらは大きなアーチやホールと言ったシンプルな地形が多い印象です。また生物の種類はこちらが多い感じがします。マンタも確率は下地島に比べると高い。

一方、下地島は大きなホールなどもありますが、奥に深く続いている洞窟が伊良部島に比べると多いです。洞窟探検気分を味わえるポイントは下地島の方が多いです。また宮古島の3大ポイントと言われる【通り池】【アントニオ・ガウディー】【魔王の宮殿】はすべてこちらのエリアに存在します。伊良部島に比べると魚が少し少ない印象もあります。

平良市街地の港から出港するとボートでの移動時間は40分前後になります。基本的に3ダイブ出っ放しのスケジュールが多くなります。伊良部島の港・ショップから出港する場合は、移動時間15~20分前後、お昼に帰港する事も良くあります。

宮古島西海岸・狩俣エリア:フィッシュウォッチングメイン

こちらは、あまりメインにしているショップは少ないのですが宮古島の島沿いにあるポイントです。砂地にサンゴ・根がメインのエリアです。海域が荒れ、伊良部島・下地島でのダイビングが困難な時にはよくご案内します。個人的には生物も色々いて好きではあるのですが、地形要素が少ないので海況が良い時にはほぼ伊良部島・下地島へご案内してしまうのが現状です。

平良市街地の港から出港するとボートでの移動時間は15~30分前後になります。お昼に戻る機会が少し高まります。ポイントまでが近くなる為。

池間島周辺エリア:フィッシュウォッチングメイン

こちらもそんなに多くご案内する機会は多くはありません。砂地にサンゴと言った南国色が強く癒し系なエリアが多いエリアとなります。狩俣エリア同様、海況が良い時には伊良部島・下地島へのご案内を優先してしまう為、機会が少なくなります。

平良市街地の港から出港するとボートでの移動時間は40分前後になります。基本的に3ダイブ出っ放しのスケジュールが多くなります。池間島の港・ショップからの出港の場合は、お昼に戻る事も多くなります。

八重干瀬(ヤビジ)エリア:サンゴ・大物メイン

【八重干瀬(ヤビジ)】と呼ばれる、宮古島の北側の海域にある宮古島の面積の3分の1に及ぶサンゴ礁群。ここは宮古島・池間島からも離れ大海原の中にあるサンゴ礁群です。国の天然記念物に指定されているエリアです。ここは、サンゴがメインとなっており、島から離れる分、風・波の影響を大きく受ける場所です。なので波がある時に行ってしまうと帰港するまでボートが揺れる中過ごさないといけなくなるので船酔いなどの心配が強くなります。夏の穏やかな日にはご案内出来る事もあります。地形要素は少ないので、地形を希望される方には物足りないかもしれません。ただダイビングポイントによって大物狙いの場所やアーチポイント・沈船ポイントもあります。近年は、高水温による白化現象によるダメージやオニヒトデによる食害を受け、サンゴが減りつつあります。宮古島にとって大きな財産となるエリアですので、出来る限りサンゴを守っていきたいと思って宮古島のダイビングショップは保護活動を行っています。

ここへは、平良市街地の港から出港すると1時間~1時間30分程度の移動時間となり3ダイブ出っ放しスケジュールがほとんどです。池間島の港・ショップから出港すると20~40分程度の移動となりお昼に戻る事も多くなります。

宮古島南海岸エリア・地形ダイビングメイン

【牛さんありがとう】【七又アーチ】と言ったダイビングポイントで有名なエリア。こちらも地形要素の多いエリアとなり、ご案内する頻度は伊良部島・下地島に次いで多くなります。少々小さめな地形が多い印象ですが、伊良部島・下地島の地形とはまた違った印象があります。冬になるとダイビングポイント上が穏やかになるのでご案内しやすくなります。マンタの確率は高いエリアです。

平良市街地の港から出港すると1時間程度の移動となり3ダイブ出っ放しが多くなります。南海岸エリアの港・ショップから出港した場合は、移動時間が15分前後となりますのでお昼に戻る事も多くなります。

宮古島東海岸エリア:地形ダイビング狙いでフィッシュウォッチング

ここは、一番行ける頻度が少ないエリアです。平良市街地の港からでは、真逆の所にありますので島を半周しないと行けません。【エンジェルケーブ】と言うダイビングポイントが有名です。とてもきれいなポイントですが、その他に地形ポイントが少なく砂地・サンゴ・生物がメインとなってきます。エンジェルケーブの為に行くと言うのも価値はありますけど。なかなか狙って行けるエリアではございません。行けたらラッキーです。私どもも前日にならないと行けるかどうか判断がつきませんので、確約はできません。。。

平良市街地の港から出港すると2時間程度の移動時間となり、早朝から出港し帰港が日没近くになる事がほとんどです。3ダイブ出っ放しとなります。宮古島東海岸の港から出港すると移動時間は20分前後となります。

様々な顔をもつ宮古島

今までお伝えした通り、宮古島周辺のエリアにはそれぞれの特徴があり、行ける季節がありとたくさんの顔があります。宮古島でのダイビングを楽しむ為には、ご自身が求めているダイビングがどこのエリアで出来るのか判断して頂き、その目的に合ったエリアのショップを選択する事が大切だと思います。地形ポイントに行きたいのにヤビジに連れていかれたり、南国色の強いサンゴ広がる海を思い描いて地形ポイントに連れていかれたりとしない様に。またボートに弱い方は出来る限り移動時間が少なくできるショップを選択するのも良い方法だと思います。あとはどの季節に行けるかも重要ですのでお気を付けください。ダイビングポイントマップには、伊良部島・下地島周辺の情報をまとめてあります。参考にご覧下さい。

宮古島のオーソドックスなダイビングスタイル

宮古島の海は地形ダイビングが有名なので、お客様の中には激しい・難しいダイビングだと印象を持たれる方も良くいらっしゃいます。ですが宮古島での地形ダイビングは、目的の場所(ケーブ・アーチ・ホールなど)に行って景観を楽しんで頂く事が目的になる事が多いのです。ですので、どうしても行きたいポイントがあったとして、エントリー前に強い流れがある場合は一旦流れの少ないポイントに変更し潜ります。潮の流れも一日中強く流れている訳ではないので、時間をずらして流れが収まった頃を見計らい再度希望のポイントへ向かいます。同じ目的地に向かうのにわざわざ強い流れの中、リスクを負って行かずとも時間をずらすだけで穏やかな潮の中でもぐれるのですから。と言う事で、比較的落ち着いてゆっくりとしたペースで潜るスタイルが主流となります。混雑期(ポイント選択がしづらい)やどうしても潮の流れが収まらない時などきつい流れの中潜る事はありますが、極力流れを避けるのが主流です。カレントフックなどの道具は特に必要性を感じる事はありませんよ。

水深も深いポイントは多いですが、大体のポイントがすぐ近くに係留して潜りますので、移動距離が短いポイントも多いです。深い分移動は少なくしたいものですから。

ですが、ケーブなどのポイント以外にもドロップオフや隠れ根にギンガメアジが群れるポイントなど流れの中で潜るポイントも、もちろんございます。こう言ったポイントで潜る時は、参加者皆さんの体調やレベルを判断してご案内しております。

宮古島でダイビングを楽しむ為に必要な事

宮古島のダイビングポイントは、深いポイントが結構多いのが現状です。もちろん浅めのポイントもありますが、人気のあるポイントのほとんどが水深25m~30mまで潜行していきます。3大ポイントと言われている魔王の宮殿・通り池・アントニオガウディーなどに潜りたいのであれば出来れば以下の3点を克服して頂くと100%ダイビングポイントを味わって頂けると思います。自信の無い方でもスタッフがサポートしますのでご案内はもちろん出来ますので、その点はご安心下さいね。

ここでは、3大ポイント別にご説明致しますね。

魔王の宮殿を楽しむ為に備えたいスキル:中性浮力

魔王の宮殿とは、奥に深く続く洞窟内に柱の様な綺麗な光が差し込む光景が楽しめるポイントです。ここでは皆さんやはり綺麗な光を求めてエントリーされます。
このポイントでもっとも重要になってくるのが、中性浮力になります。洞窟内はとてつもなく広いという訳でも無いですし、光を見上げる時などは皆さん着底される事が多いのです。その際に、光の下で砂を巻き上げてしまうと巻き上がった砂などが光に照らされ景観が損なわれてしまいます。ここでは最深部まで行ったらUターンして同じルートで入り口まで戻ってきますので、行きしなに巻き上げてしまうと帰りは濁っている中を進まなくては行けなくなります。最後まで綺麗な光の光景を楽しみたいのであれば、中性浮力をある程度までマスター出来ると最後の最後まで魔王の宮殿の魅力を楽しんで頂けると思います。

アントニオガウディーを楽しむ為に備えたいスキル:エアー持ちの良さ

スキルと言っては少々疑問が出るかも知れませんが、ここではスキルとしてお話しします。アントニオガウディーは最大水深36m少なくとも30mまでは潜行します。ボートを係留できる場所からも少々距離がありますので、行きしなは水深10m前後の中層を泳いでいきます。初めから水底に沿って向かうと、無減圧潜水時間がとても短くなってしまうからです。泳ぐ距離も長いですし、最大深度も深くなりますのでエキジットまで落ち着いて楽しむ上ではエアー持ちの良さが必要になります。エアーの消費が早く感じる方は通常の10リットルタンクではなく12リットルタンクも無料でご用意できますので遠慮なくお申し付け下さいね。その変更1つで安心間が高まりますので。エアー持ちを良くする上でのポイントですが、適正ウエイトで潜る事がとっても重要です。多くの方がかなりのオーバーウエイトで潜られています。私たちの方でも気が付いた時に減らすようにアドバイスはさせて頂いております。オーバーウエイトでは適正ウエイト時よりもエアーの消費がは早くなりますよ。

通り池を楽しむ為に備えたいスキル:耳抜き

通り池は、陸上にある池の水底が海と繋がっているポイントです。海からエントリーし、陸上の池に向かうコースです。問題がなければ池の水面まで浮上する事もあります。通り池にたどり着くには天井が水深20m位になる大きな洞窟を潜り抜け池に向かいます。水面まで浮上した後は、再度潜行して洞窟天井の20m付近まで戻らないと出てくることは出来ません。再潜行する際に耳抜きができなくなってしまうと通り池から出てこれなくなってしまいます。エアーが足りなくなった場合は私たちが予備のタンクを取りに戻りお届けすれば解決できますし、中性浮力がうまく取れない方は私たちがサポートすれば問題は起こりません。耳抜きだけは代行する事が出来ないスキルなので慎重な判断が必要になります。調子が悪いのに行ってみたいからと言って浮上してしまうと大変な事になりかねないポイントです。耳抜きはオトヴェントと言う練習できるものがありますので、苦手意識のある方は練習しておくのも良いと思います。また耳抜きをしやすくするダイバー用の耳栓もあるので準備しておくといいですよ。もちろん鼻と耳の調子を整えておくことも大切です。

船酔い対策

最後に、宮古島では1日ボート上で過ごし、ランチもボート上でと言う事がオーソドックスです。ですので前半で船酔いしてしまうと、どうしても楽しさ減少してしまいますよね。船酔いに慣れた方もいらっしゃいますがそれでも酔わないに越した事はないです。その為に前日から体調管理に気を付けボートに乗船してくださいね。最後まで酔わずにダイビングを楽しむ為には大切ですよ。体調が良いという事が一番です!
船酔いに関しては、別の記事にまとめてありますのでご参考にご覧ください。

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