宮古島でのダイビング、撮影テクニック
宮古島にダイビングに来られる時、何を求めていらっしゃいますか?
地形ダイビング・マクロダイビング色々目的のあるダイビングをされる方も多いと思います。でも地形にしろマクロにしろ皆さま綺麗な写真を撮って記念に残そうとする方がとっても多いです。被写体は違えど、撮影中心のダイビングスタイルが主流になりつつあります。
宮古島のダイビングではどんな機材がおすすめ?
さて、撮影するにしても皆さんいろんなカメラやアクションカムなど持ってこられます。
宮古島のダイビングポイントでは、どんなものが優れているのか考えてみました。
デジタル一眼カメラ・ミラーレス一眼カメラ
写真を撮られる方は、いつかは持ちたいと思うクラスのカメラですね。一眼カメラ、やはり撮った画像の鮮明さは1番です。ただ途中でのレンズ交換がなかなか水没のリスクがありますし、水中ではもちろん交換出来ませんので、ワイドかマクロかは朝の乗船前に決定しなくてはいけません。ゆとりのある方は、2台持ちなんてしたら完璧ですよね。でもなかなか・・・
また慣れない方は、カメラの絞りやシャッタースピードの設定やストロボの設定に頭がパンクしそうになります。慣れてしまえば撮りやすく、面白いカメラなのですがね。
画像は抜群ですが、レンズを決めたら被写体は限られる、そんなメリット・デメリットですね。
コンパクトデジタルカメラ
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)をお持ちの方が一番多いと思います。機種もいろいろ出ていて様々。メーカーによって発色の仕方が違い、いろんなメーカーのコンデジを使ってみるとその差が分かります。人気のオリンパスはオリンパスブルーとも言われている様に背景の青がとても綺麗に出てきます。逆にキャノンは、原色が強く出るので、生物を撮るなら私はキャノンの色合いの方が好きだったりします。
また、コンデジの良い所は、外付けレンズの豊富さです。マクロレンズにしても何種類もありますし、ワイドレンズ、さらに広角のフィッシュアイレンズなんかも。
このレンズがあれば、宮古島の特大スケールの地形もばっちり押さえる事が出来ます。
ゴープロ
動画人気もあり、ゴープロやソニーのアクションカムを用意してくる方も増えて来ています。この種類のものは、基本的には広角撮影になるので、地形ダイビングを好む方には良いと思います。なかなか綺麗な動画も撮れるので、洞窟へ入っていく所や光の揺らめき等臨場感たっぷりの動画が撮れますよ。ただこの機材の難点は、色の発色が弱いと言う所です。魚達などの綺麗な体色もやや青被りしたように映ります。なので、どちらかと言えばすべて青みがかった映像や写真になると言う事。もちろんライトなどでカバーは出来ますが。
宮古島のダイビングに適している物は・・・?
だいたいが前述した3パターンとなりますが、さてそれでは宮古島での一般的なダイビングスタイルでどの撮影機材が一番いいのかと言うと・・・
[wp-svg-icons icon=”point-right” wrap=”i”]コンパクトデジタルカメラ
ですかね。とりあえず、アクセサリーやレンズを揃えれば、どんな場面でも対応できる柔軟性ですね。徐々に被写体の好みが偏ってきたらデジタル一眼や動画撮影に移行した方がいいと思います。
そして、宮古島のダイビングスタイルは、1ダイブ中にスケールの大きな地形を見たり、その後、浅瀬でウミウシなどのマクロ生物を探したり、被写体の大きさが急激に変化するパターンが一般的です。その度にレンズを交換して対応していくのが宮古島スタイルになりますよ。
個人的な好みですが・・・
個人的には、マクロ撮影は断然デジタル一眼が良いと思っているので、ワイド撮影はゴープロにお任せしています。生物のきめ細かな体色等を映し出してくれるのはデジタル一眼に勝るものは無いと信じていますので。洞窟に差し込む光の筋を綺麗に撮影したい時には、ゴープロでは対応できないレベルもありますので、コンデジにフィッシュアイレンズをつけて臨みます。
結局は何を撮るかによって、撮影機材も変えていかないといけないのが宮古島です。