ダイビングポイント名:クリマビーチ
難易度:★
タイプ:砂地・サンゴ
最大深度6m
流れ:ほとんどなし
行き易い季節:春から夏(南風の時)
クリマビーチの様子
宮古島の南西にある来間島。来間大橋でつながった小さな島にある白い砂浜もビーチ。
沖縄感たっぷりのビーチポイント
南風が吹く夏場には穏やかになり、沖縄らしい白砂とサンゴが広がりダイバーやシュノーケラーで賑わいます。
水深1mから枝サンゴのリーフが広がり、すぐに魚たちの世界に入れます。傾斜も緩やかで徐々に深度を落としていけるので耳抜きが苦手な方や、経験の少ない方は安心してダイビングを楽しめると思います。
エントリー方法
ビーチダイビングを嫌う方も少なくないと思います。一番のネックがエントリーまでに器材を背負って歩く事。体力に自信のない方はやっぱり不安ですよね。
でもこのクリマビーチはとっても楽ちん。写真の通り、防波堤の階段からそのままエントリーできます。満潮時では階段の中段位まで水面が上がってきますので、階段を下りただけでエントリーできたり、水深によってはジャイアントストライドエントリーできます。
エキジット時も、水面移動のまま階段に登れることもありますので、器材を長距離歩く心配はありません。
車もこの防波堤の際まで乗り付けますので、セッティングして背負ってすぐに水中です。
広がるサンゴと魚達
エントリーすると砂地が広がりますが、すぐに枝サンゴのリーフが広がります。
そこには水色のデバスズメダイや縞々模様のミスジリュウキュウスズメダイがいっぱい!南国気分満載です。
体験ダイビングで初めて水中世界を覗く方は、感動する事間違いなしです。人気のカクレクマノミもあちらこちらに生息し、出会う事が出来ますよ。
そしてビーチと言う環境は、幼魚たちなどの隠れ家になっており、ボートポイントでは見られないたくさんの種類の魚達が生息しています。
じっくりフィッシュウォッチングしたい方はとってもおすすめのビーチです。
安全性の高い環境のビーチ
宮古島のビーチはどこも遠浅でこちらのビーチも例外ではありません。
最大水深は5~6mと浅く、減圧を気にせず、エアー持ちも良くなりますので、時間を気にせず楽しむ事が出来ます。もし失敗して浮上してしまっても、急浮上しない限り、減圧症のリスクは少ないかと思います。大きな湾になっていますので、湾から外に出ていかなければ強い流れに巻き込まれることも無いので、終始、リラックスして潜れるでしょう。
現地ガイドも愛するビーチです。
宮古島の代名詞の地形ポイントではありませんが、水深が浅く、生物豊富なビーチなので、現地ガイドも好んで潜ります。
サンセットダイビングをすれば、季節によっては、ニシキテグリの産卵行動を観察出来たり、ナイトダイビングでは、甲殻類や夜光虫と言った夜の生物もいっぱい。そしてこれだけ多くのサンゴがありますので、サンゴの産卵も安心してじっくりと観察できます。
いろんな場面で楽しませてくれる、そんなビーチです。
ぜひボートダイビングの後に、また違った宮古島の海を楽しみに潜ってみてくださいね。
クリマビーチで出会えた生き物たち
カクレクマノミ・デバスズメダイ・ミスジリュウキュウスズメダイ・ツバメウオ幼魚・チョウチョウコショウダイ幼魚・ニシキテグリ・ヘコアユ・カエルアンコウ・ギンガハゼ(黄化個体)アオウミガメ・イワシの群れ・ニシキフウライウオ・ソデカラッパ・オイランヨウジ・コブシメなど