ニシキテグリ

ニシキテグリ(産卵)

和名:ニシキテグリ
学名:Synchiropus splendidus
英名:Mandarinfish
漢字:錦手繰

ネズッポ科コウワンテグリ属
全長:30㎜前後
体色:青・赤・オレンジ

産卵

ダイバーに人気の生物・ニシキテグリ。その独特な容姿や行動が人気の1つとなっていますが、5月後半くらいより、産卵行動が始まります。夕方に近付くにつれ、サンゴの上を歩きまわる様になり、雄がカップリングできる雌を探し始めます。途中で雄同士の喧嘩(ディスプレイ)が見られたりも。うまくカップリングすると、今度は揃ってサンゴの上をうろちょろと歩き回り、その後、雄が雌に産卵を促す為、持ち上げる仕草をする様になります。

そっと観察していると、2匹がゆっくり浮上し始め産卵を開始します。予想では、写真の様に、浮上中に雌が卵を産み始め、最後に雄がそのたまごに精子を振りかけ弾ける様に離れます。そこでうまく受精した卵が流れ着床し、孵化するのだと思います。初夏の日没15分間程度の産卵行動。是非機会があれば、見に行って下さい。感動が皆様をお待ちしておりますよ!

バブルリング遊び

ニシキテグリ(バブルリング)
バブルリング的な物を作って遊んでいる所?では無く、食事中です。地面をついばみ食事をしています。(夕方、活発になってから)余分な砂などは鰓から外に吹き出します。その時、たまたまリングが出来た様で。偶然の産物ですね。煙草の煙でわっかを作ってた昔を思い出します。じっくり1匹の子を追いかけながら観察しているとこんな奇跡的な瞬間も見られるかも知れませんよ!少人数で潜れる時は、ぜひぜひ狙いの子を決めて、じっくり追いかけっこしてみて下さいね~