和名:コブシメ
学名:Sepia latimanus
英名:Giant cuttlefish
コウイカ科コウイカ属
全長:600㎜前後
体色:白・黒
コブシメのハッチアウト
宮古島でもこの4月から5月にかけ、コブシメの求愛・産卵・ハッチアウトと言う季節の時期となります。今回はたまごの様子を見に行ってきました。ゴロタの石の下に産み付けられており、そぉ~っとめくってみる。すでにハッチアウトした後のたまごの殻が目に付き、周りで他の魚達もパクパクしてた。そんな中、たまごも薄くなり中が良く見える子を選び、あまり刺激を与えないように、めくった石でそのまま影を作り、ストロボも弱めに焚いていたのですが申し訳ない・・・刺激になってハッチアウトしてしまった。やはり自然のタイミングでハッチアウトするのがベストな訳で、心が痛くなります。でも始まってしまったのでは、もう戻せないので、頑張って写真には納めてきましたよ。
最初の写真から少し頭が出てきました。
体がだいぶ出てきたよ!
もう足の先を残すのみ!!
そしてさらに石の隙間の暗がりへと隠れていきました。この行動が、僕の心をちょっと救ってくれました。そのまま飛び立ってしまったら、やっぱりすぐ食べられちゃうでしょ??こうして隠れてくれたのでちょっとは安心してその場を離れる事ができた。またこの子もいつかこの辺りに産卵しに戻ってくるのかな??
ちなみに、コブシメの赤ちゃんはこのまま深場に向かい成長するようです。
2015年4月18日 追記
今年は本日、初確認しました。浅瀬のファイヤーコーラルの隙間にたくさんのたまご。まだ産みたてなのか、真白で中は透けて見えません。今後が楽しみ♪